ESD教材パック
多文化ESD「愛川高校モデルとは?」
横浜国立大学教育学部では,神奈川県愛川町にある県立愛川高校と連携して,多文化クラスのためのESD教材研究をおこなっています.愛川町は神奈川県県央部に位置し,丹沢山地に近い中山間地域である一方,県内有数の工業団地があり,多文化を背景とする住民が多く暮らしています.学部2年生が履修する「スクールデー実践A」では,愛川高校の多文化クラスにおける授業分析,地域社会の調査や多文化教育に関する理論研究などをおこないながら,教材作成をしてきました.ここではそれらの教材を公開していきます.
愛川高校の先生からメッセージ
外国にルーツをもつ生徒の授業は学生の皆様にとっては恐らく初めての経験だったのではないかと思います.言葉の壁がある生徒も多く,実習の中で苦労をされたことも多いでしょう.しかし,学生の皆様の授業の中で,生徒が視覚的に理解することができる資料や,優しい日本語を使ってなんとか伝えようとする姿勢をみて,とても学生の皆様が頼もしく感じました.今回の実習が横浜国立大学の学生の皆様にとって貴重な経験になってくれましたらとても嬉しいです.ありがとうございました.
県立愛川高等学校教諭 遠藤昌一郎
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北アメリカ 世界の食卓に影響を与える農業
アメリカは世界有数の農産物の生産・輸出国である。、その農業の1つの特徴が「大量生産」にあることをつかむために、導入段階で生徒たちに身近なスーパーで陳列されている食品を上げ、大豆やトウモロコシなどのアメリカ原産地が多いことと、肉の値段についてアメリカ産のほうが安いことを確認させたい。また、大規模農業と適地適作という二つの農業形態を踏まえ、アメリカ農業の大量生産の成立条件を考えさせたい。その際に、アメリカの降水量等の資料を用いて、地理的な図表を適切に読みとり、作物生産と自然環境の影響を結びつけて理解を深めたい。
このような学習を通じて、冒頭に考察した「アメリカ産の牛肉単価はなぜ日本と比べて安いのか」という問いについて、授業の終わりに再度考えることで、多面的・多角的に事象を捉えたうえで、その理解を深めていきたい。[地理総合]
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