EDUCATION&RESEARCH

教育・研究

身のまわりの問題を見いだし、考え、行動する総合的な学習

附属鎌倉小学校 奥平直子


授業概要

「身のまわりの「もったいない!」をなくそう!!」小学校4年生総合学習

 子どもたちが自分自身で身のまわりの問題を見いだし、解決のために考え、行動できるテーマは何かと考え、「もったいない!」という言葉を活動のきっかけにした。子どもたちに「もったいない!」と思うものを問うと、食べ残しや落とし物、自分が使わなくなった学用品や衣類などの話が出てきた。体の成長、進級と共に、すぐに使わなくなる学用品を「もったいない」と感じた子どもたちはお下がりや寄付という形で、物を大切に再利用するという解決の見通しをもった。寄付を東南アジアに送っている団体にご協力をいただいて、オンライン授業をし、フィリピンの子どもたちは裸足で学校に通っているから上履きでも寄付すると喜ばれると教わった。外国の現状を知り、自分たちの物だけでなく、学校全体に呼びかけようと朝会や放送、チラシ、ポスター、回収箱などで思いを伝えた。思った以上に多くのものが寄せられ、子どもたちは喜んでいたが、寄付するには郵送料がかかると知り、それも自分たちで解決しようと考え始めた。

そこで、捨てられてしまう玉ねぎの皮でハンカチを染めてチャリティー販売をし、目標金額を集めることにした。ハンカチをいくらで何枚売ったら必要な金額が賄えるのか、原価や郵送料の見積もりをもとに、自分たちで考えた。300個の商品を買ってもらうことができ、衣服や靴、上履きをフィリピンや難民キャンプに送った。チャリティー販売や学習発表会では、立体的な紙芝居形式で自分たちの学習をまとめ、寄付されたものがどうなるのか、自分たちの不用品を世の中には必要としている人がいることを伝えた。寄付活動だけでなく、集まった本をリサイクル図書にして、校内でお下がりとして譲る活動をした。身近な問題を自分たちで解決しようと、様々な教科の学びを生かして考え、行動する姿が見られた。

28ページに掲載
ハンカチ染め
ハンカチ媒染
ハンカチ染め上がり
チャリティー販売
立体紙芝居発表
活動PR