本サイト「電子国大」は、横浜国立大学におけるESDおよびGIGAスクール等、現代的教育課題への取り組みを社会に発信していくためのサイトです。

ESDとは、Education for Sustainable Developmentの略称で、「持続可能な開発のための教育」と訳されます。今、世界には気候変動、生物多様性の喪失、資源の枯渇、健康被害、紛争、貧困の拡大など、人類の開発活動に起因する様々な問題があります。こうした問題を引き起こす非持続的な開発を、持続的な開発へと転換するための手立ての一つがESDです。ESDは環境や社会の問題を自然・社会・経済・文化の側面から総合的にとらえ、地域を舞台として課題解決のために行動しながら学ぶことで、持続可能な社会の創り手を育む教育です。横浜国立大学はこれまで環境科学・工学・社会科学・教育学などの分野で蓄積してきた知の基盤を活かしながら、ESDのための研究・教育に取り組んでいます。

ICT（情報通信技術）の進展による産業構造の変化が、人々の生活を大きく変化させるなかで、学校教育においても子どもの健やかな成長のためにいかにICTを活用していくかが課題となっています。文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」は、児童生徒１人１台のPC端末やネットワーク環境を整備することで、子どもの個性に合わせた教育を実現するとともに、教員の働き方改革につなげようとするものです。この「電子国大」では、ICT・教育ビッグデータを使った研究のほか、ICTを利用した教育実践、ESDの電子教材開発の成果を発信していきます。